今回で第6回目となる「ペチャクチャナイト北九州」。
causaの遠矢がオーガナイザーを務めるこのイベントが
5月19日(土)に中屋興産ビル地下一階で行われました。
ペチャクチャナイトは、2003年に東京在住の外国人クリエーターによって始められたネットワーキングイベント。
1人20枚のスライドを20秒ずつ、合計400秒でプレゼンテーションを行うというシンプルなルールで、
世界各国460以上の都市で行われています。
個性的なプレゼンター5名を迎え、この日集まったオーディエンスは約120名。
今回も濃い内容のイベントとなりました。
* *
MCは前回に引きつづきドール作家のYOTECOさん。
本当にかわいいです。
独特の世界観、周囲への気遣い、自分の言葉で丁寧に話す誠実さ。会場がなごみます。
* *
プレゼンターのトップバッターは丸山望さんです。
見た目とのギャップがありますが、三味線の職人「三絃師」の方。
長野市出身で、大阪芸術大学を卒業したという丸山さん。
三味線との出会いについてのプレゼン。楽器に対する大きな愛情が伝わりました。
* *
つづいては、小倉で活躍するラッパーの真龍さん。
「ビール飲みながら話してもいいですか。みんな飲んでるんだからいいですよね」
と笑いながら始めた彼。
ゆるい感じで進むのかと思ったら、違いました。
「人のために生きたい」という夢について熱く熱く語りかけるようなプレゼン。
24歳の若い彼が「夢を持つこと」について、
オーディエンスにまっすぐに訴える姿、とても印象的でした。
* *
そして、ハワイアンカルチャーの指導者、坂本幸子さん。
小倉で人気の「ピリアロハフラスタジオ」を設立された方です。
スタジオ設立に至った経緯をプレゼンしてくれました。
フラは、言葉がなかった時代に神様に感謝をささげるために生まれたそうです。
家庭を持ち、お子さんを出産してからもフラの道を進み続けたこと。
女性のしなやかな強さを感じる、温かいプレゼンでした。
* *
お次は、黒川ゆきさんです。
「お着物サークル in 北九州」の代表をされている方。
着物に惹かれるようになった理由、mixiでお着物サークルを立ち上げたこと。
丁寧な言葉で説明してくれました。
作業療法士として働きながら活動を続ける彼女。その行動力に脱帽です。
「好き」という気持ちが、何よりも周囲を動かすのだという
シンプルなことにあらためて気づかせてもらいました。
* *
そして最後は、「雪文」の代表、他田興平さん。
雪文はとてもユニークなアイスクリーム屋さん。
最近、四葉のクローバーとアイスの等価交換を行っています。
言葉もスライドもいちいち想像を裏切って、目が離せません。
人の心を惹きつけることをよく知っている人だなぁと思います。
プレゼン力は抜群。じわじわ笑える内容で会場がじわっと熱くなりました。
今後イベントを企画しているそうなのでそちらも注目です。
* *
プレゼンターに与えられる400秒、7分弱という短い時間。
たくさんのことは伝えられません。
だからこそ、試行錯誤して伝えようとするそれぞれのスタイルに、
今回も多くを学ばせていただきました。
北九州、面白い人がまだまだたくさんいます。
次回は9月9日。楽しみです。
TrackBack URI